Robotgoで自動操作
概要
Robotgoで自動操作できる内容をまとめました。
使用バージョン
- Golang1.17
- robotgo v0.100.10
マウスの操作
指定座標にマウスカーソルを移動する
画面左上を座標x,yを0としたときに、x座標の200、y座標の300に移動したときはMoveを使用します。
座標に瞬時にマウスカーソルを移動します。
ゆっくりとマウスカーソルを移動したいときはMoveSmoothを使用します。
1robotgo.Move(200, 300)
2robotgo.MoveSmooth(200, 300)
現在のマウスカーソルの位置から相対的な位置に移動したいときはMoveRelativeを利用します。
MoveSmoothRelativeだとゆっくりとマウスカーソルを移動ます。
1robotgo.MoveRelative(100, 50) //マウスカーソルの位置から右下x100,y50の位置に移動
2robotgo.MoveSmoothRelative(100, 50)
指定座標にドラッグする
マウスを入力した座標にドラッグしたいときは、DragSmoothを使用します。
入力した座標にゆっくりとマウスをドラッグします。
1robotgo.DragSmooth(100, 50)
マウスカーソルの座標を取得する
マウスカーソルの座標を取得したいときは、GetMousePosを使用します。
1x, y := robotgo.GetMousePos()
2fmt.Println(x, y)
現在のマウスカーソルの位置から引数で入力した相対的な位置を取得したい場合はMoveArgsを使用します。
現在のマウスカーソルの位置から右下にx100,y50の位置を取得したい場合は以下のコードになります。
1x, y := robotgo.MoveArgs(100, 50)
2fmt.Println(x, y)
マウスをクリックする
マウスを左クリックしたいときは、Click()を使用します。
1robotgo.Click()
左クリック以外を行いたいときは1番目の引数に文字列を渡します。
1robotgo.Click("right") //右クリック
2
3// クリックで使える種類
4// "left"
5// "center"
6// "right"
7// "wheelDown"
8// "wheelUp"
9// "wheelLeft"
10// "wheelRight"
ダブルクリックしたいときは、2番目にtrueを渡します。
1// 左ダブルクリック
2robotgo.Click("left", true)
マウスのボタンを押しっぱなしにする
マウスのボタンを押しっぱなしにしたい動作はToggleを使用します。
1robotgo.Toggle("left")
マウススクロールを実行したい
マウスのスクロールを実行したいときは、Scrollを使用します。
マウスホイールのスクロール量を利用してスクロールを行います。
下に向かってスクロールを行いたい場合は2番目の引数にマイナスを入力します。
1// 下方向にマウスホイール10スクロール量分スクロールを行いたい場合は2番目の引数にマイナス10を入力
2robotgo.Scroll(0, -10)
キーボード操作
文字列の自動入力
文字列を入力するにはTypeStrを使用します。
1// 引数の文字列を入力する
2robotgo.TypeStr("abcd")
特定のキーを入力する
キーボードの特定のキーを入力したいときはKeyTapを使用します。
利用できるキー一覧は下記のmdファイルに一覧化されています。
https://github.com/go-vgo/robotgo/blob/master/docs/keys.md
1// Enterをキーボードで入力する
2robotgo.KeyTap("enter")
クリップボード操作
クリップボード書き込み、読み込み
1// クリップボードに値を書き込み後、書き込んだ値を読み込み
2// 読み込んだ文字列を入力する
3err := robotgo.WriteAll("クリップボードに値を書き込み") // クリップボードに値を書き込み
4if err != nil {
5 log.Fatal(err)
6}
7clipStr, err := robotgo.ReadAll() // クリップボードから値を読み込み
8if err != nil {
9 log.Fatal(err)
10}
11robotgo.TypeStr(clipStr) //読み込んだ値を入力
Robotgoサンプル
マウスの座標位置をスライスに記録して、記録した座標位置に一定の間隔でマウスポインタを移動します。