Webの画像をhttpのGetで取得するとバイナリデータとして取得します。
取得したデータをPC上に保存しないとバイナリデータとして扱うことになりますが
BytesIOを経由すれば、Pillowなどの画像モジュールを利用して画像を操作できます。
Web上の画像を取得 #
Web上に存在する画像を読み込んで操作してみます。
サンプルとしてブログやTwitterで使用している顔アイコンの画像を利用します。
Web上の画像の呼び出しにrequests、画像の操作にPillowを使用します。
pipを使用してインストールします。
pip install requests pillow
Web上の画像の呼び出して操作するコードは以下になります。
from io import BytesIO
from PIL import Image, ImageOps
import requests
picture_url = 'https://kazusa-pg.com/wp-content/uploads/2018/10/profile-picture1.png'
response = requests.get(picture_url)
img = Image.open(BytesIO(response.content))
flipped_img = ImageOps.flip(img)
flipped_img.show()
コードの解説 #
picture_url = 'https://kazusa-pg.com/wp-content/uploads/2018/10/profile-picture1.png'
response = requests.get(picture_url)
requests.getメソッドで取得した情報をresponse変数に格納します。
img = Image.open(BytesIO(response.content))
response変数のcontentに取得した画像のバイナリデータが入っているのでBytesIOを経由してPillowで読み込みます。
flipped_img = ImageOps.flip(img)
flipped_img.show()
Pillowで扱える形式になれば、あとはPillowのメソッドを使用して画像を操作します。
ImageOps.flipを使用して画像を反転後、画像を表示します。
上記のコードの例では、顔アイコンの画像を反転した形で表示します。
PC上の画像をバイナリデータとして読み込む #
PC上に保存された画像をバイナリデータとして操作する機会はそれほどありませんが
Web画像APIを利用するときに、PC上の画像をバイナリデータとして送付する必要があります。
WebAPIに情報を送付するためにrequests、画像の操作にPillowを使用します。
pipを使用してインストールします。
pip install requests pillow
ローカル上の画像をバイナリデータとして読み込み、WebAPIに送付するPythonのコードは以下になります。
from io import BytesIO
import requests
from PIL import Image
api_url = 'APIのエンドポイント'
headers = {'ヘッダー情報'}
params = {'パラメータ'}
data = open('sample.png', 'rb').read()
response = requests.post(api_url, headers=headers, params=params, data=data)
img = Image.open(BytesIO(response.content))
img.save('processed_sample.png')
コードの解説 #
api_url = 'APIのエンドポイント'
headers = {'ヘッダー情報'}
params = {'パラメータ'}
requestsで利用するAPIのエンドポイント、ヘッダー情報、パラメータを変数に格納します。
data = open('sample.png', 'rb').read()
openでrb
を引数として読み込むとsample.pngをバイナリデータとして開きます。
readメソッドでバイナリデータを読み込みます。
response = requests.post(api_url, headers=headers, params=params, data=data)
requests.postでWebAPIにデータを送信して、結果をresponseに格納します。
img = Image.open(BytesIO(response.content))
img.save('processed_sample.png')
response変数のcontentに取得した画像のバイナリデータが入っているのでBytesIOを経由してPillowで読み込み保存します。