Excelファイルを開いた時にVBAのコードを実行するにはThisWorkbookのOpen
を利用します。
通常のモジュールとの違い #
通常だとモジュールを追加して、そのモジュールにVBAのコードを書いていきます。

今回はイベントを元にしてVBAを起動するのでThisWorkbookにコードを書きます。

イベントとはユーザーが行った何らかの行動のことです。
Excelだと「Excelファイルを開く」、「Excelファイルを閉じる」、「セルをクリックする」、「セルの値を変更する」などです。
今回の例では「Excelファイルを開く」がイベントになります。
Excelだと「Excelファイルを開く」、「Excelファイルを閉じる」、「セルをクリックする」、「セルの値を変更する」などです。
今回の例では「Excelファイルを開く」がイベントになります。
ThisWorkbookにOpenプロシージャを追加する #
VBAエディターを開き、ThisWorkbookをダブルクリックします。

(General)をWorkbook
に変更します。
(Declarations)をOpen
に変更します。
Workbook_Open
が追加されます。

Workbook_Openにコードを追加する #
Workbook_Open
にコードを書いてみます。
Excelファイルを開いた時に、開いたファイルの名前をメッセージボックスに表示してみます。
Workbook_Open
のコードは以下になります
Option Explicit
Private Sub Workbook_Open()
MsgBox ThisWorkbook.Name & "を開きました", vbInformation
End Sub
ファイルを保存して閉じた後、もう一度ファイルを開きます。
Excelファイルを開くと「ファイル名.xlsmを開きました」とメッセージボックスが表示されます。
